留袖をスーツに





絹の黒留袖をほどいた布
大きな扇面模様が印象的な
絹のちりめんです

金の部分には金糸で刺しゅうも
あったのですが、
傷んでいたので外しました
ボタン

1.4cmの山高、ポコンとした
くるみボタンを付けました。
朱色の部分で作って
ポイントになるように。

トップ ボタン左脇線開き
  カシュクール

スカート ダンスの時も着たいので
    動きやすいデザイン

 
 糸−ミシン−フジックスファイン  まつり−ファイン手縫い糸
 芯−見返しブラウス用ポリエステル芯  他アピコAM100など
 裏−スカートのみ キュプラタフタ
 ボタン−くるみボタン 3個


< 作 成 メ モ >
着物自体は、ほどいて持って来てくださったのですが、
太い金糸部分を綺麗にほどいて細かい糸を取り除くのが大変でした。
柄部分は硬質感が強いので戸惑いましたが、まずまず柄配置はうまくいったと思います。
着物は布巾が狭いので、ハギ目をどこに入れるか考えることが大切で、
今回は留袖ということもあり家紋をどうするかも考慮。
トップは肩の部分に、スカートは見えませんが後ろのヒップ上両脇にあります。

切り替えティアードにしたいというご希望でしたが、
フォーマルシーンでの着用を考えて無難な6枚ハギのフレアにしました。
フリル等もお好きなようだったので、
今期リバイバル中のラッフルをトップに入れることに。
仮縫いではもっと多めだったラッフルは本人のご希望で控えめになりました。

着物のリフォームは柄が大きいと同じようなデザインになりがちですが、
大柄が似合う方で素敵でした。



  








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