トルネィオ 基本縫い
とりあえず到着時の設定のまま糸の色だけを換えて縫ってみました
伸びの少ないしっかりしたニット布 (2枚重ね) です
糸はミシンに付いてきた物と一緒の90番スパンです
押さえ金の右端に布端(←の画像では上端)を 合わせて縫っています。 |
|
針板のはじっこに布端を合わせて縫うと ←のような寸法になります。 |
|
※ 付属のステッチ定規を使うと もっといろいろな寸法に対応出来ます。 上の巾の縫い方の裏側です 赤い糸の縫い目の糸調子が弱いかな? |
重ね縫いに強いらしいということで実験!
普通のTシャツくらいの厚さ伸びのニット布です
1番上 4枚重ねの方から縫ったので、 境目で反り返ってます。 その段差の手前でちょっと針目が 細かく変化しています。 |
|
2番目 押さえ圧を弱くしてみました。 押さえ圧は全部で20回転くらい ネジ調節が出来るようです。 これは基本設定から、 5回転くらい弱くしています。 段差付近で目飛びが発生しました。 |
|
3番目 押さえ圧を標準に戻しました。 特に乱れもなく縫えています。 |
60番スパン糸でも縫ってみました
ちょっぴり厚めのTシャツ地2枚重ねです。
4本の糸全てをスパン♯60にしてみました。
針や糸調子を変えなくても、何の問題もないようです。
ポリエステル製のスポーツ系ジャージ布でも試してみました
中厚程度のいわゆるジャージ素材2枚重ねです
1 2本カバーステッチ 針糸:♯60スパン ルーパー糸:ポリエステルウーリー 2 2本カバーステッチ 針糸:♯60スパン ルーパー糸:♯60スパン 3 3本カバーステッチ 針糸:♯60スパン ルーパー糸:♯60スパン ★ 2と3で糸調子が違うのは、3を先に縫った後で変更したからです。 何故か、この布では針糸の調子を最大に強くした方が綺麗でした。 3の左側の画像をご覧になると解ると思いますが、 緩めの糸調子ではミシン目が浮くせいか少し蛇行しています。 逆に2では、 ルーパー糸が引かれて表から見ると2本のミシン目がの間が凸っと ほんの少しですが盛りがってるのが解ります。 多少緩めの糸調子で縫い目に伸びがあることが大事かと思います。 ★ 好みの関係もあると思いますので、 本縫いで使う糸や布で試し縫いをして糸調子を整えて下さいね。 |
この布でも、 段差も問題なく縫い進みました。 ここまでは全て 最初からミシン本体にセットされた ミシン針12号を使っています。 ミシンの付属品として、 12号と14号の針が付いています。 ( シュメッツのカバーステッチ専用のもの ) |
縫い終わりが肝心です
縫い終わった時の糸の処理の方法をきちんとしないと
糸が絡まってしまい、次に縫い始める時に大変になります。
この点が、他のミシンと大きく使い勝手が異なる点だと思います。
間違った手順で糸を切ると、 画像のように絡まってしまいます。 ほとんどの場合、 針糸を通し直すことになります。 空縫いが出来ない 設定になっているからのようです。 |
正しい手順で糸処理をした場合です。 針糸も、ルーパー糸も きちんと揃います。 縫い始めと終わりの方法は、 テキストを見て 何度か練習した方が良いと思いました。 |
糸の掛け方は意外と簡単?!
エアスルーではないので、糸掛けが大変だと思ってる方も多いと思います。
しかし工夫されていますので、思ったほどではありません。
私はオーバーロックミシンもエアスルーではない機種を使っていますので、
感じ方には、かなり差があるかと思います。
1 糸調子器の上の位置で交換する糸を結びます。(糸交換の場合)
押さえ金を上げて糸調子をフリーな状態にします。
2 画像↓の位置まで糸を手で引っ張ります。
(切れた糸を掛け直す場合は、糸調子皿とルーパー天秤に糸をきちんと通して下さいね)
3 ルーパー離脱つまみを手前に引くと、
4 糸案内が右手前側に倒れます。ここが凄く画期的!
糸をかなり通しやすい状態になります。
ルーパー糸案内からルーパー糸穴に通し、糸を10センチほどたらしておきます。
ルーパー糸案内の位置を元に戻します。
★ ルーパー糸が切れた場合、上の手順が全て必要になりますが、
普段の糸交換でしたら、2の位置まで糸の結び目を引くことが出来れば、
そのままミシン押さえに出ている糸を引っ張ってもきちんと通すことが出来ました。
★ 私の個人的な方法ですので、
正しい方法や手順は取扱説明書できちんと確認してください。m(__)m
私にとっては、ルーパーの糸より針に糸を通すことが大変になりつつあります。
しかもミシンに付いてる針糸通し器などを上手に使うことが出来ません。
コンピュータミシンの自動糸通しでさえまどろっこしいのです。(~_~;)
この辺は、更にメーカーサイドで改良進歩してもらいたいです。